ステビアの世界デビューまで |
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2008年12月の時点まで、ステビア甘味料が‘食品添加物(=甘味)’として認可されていたのは、日本以外ではロシア・台湾・マレーシア・ブラジル・韓国といった限られた国にとどまっており、アメリカ・EU諸国・シンガポール・香港などでは、製糖業界によるロビー活動の影響によって使用認可が阻まれていました。 | |||
このような状況を打破すべく、2003年に日本が中心となってWHOとFAO(国連農業機構)の合同機関であるJECFA(食品添加物専門会議)に対して「ステビア甘味料の認可」を申請しました。その後、多くの審査を経て、ついに2008年6月、ローマで開催された第69回JECFA会議において、最高ランクの安全性を意味する「正式 AD I 」が認定されました。これはステビア甘味料について‘世界共通規格’が定められたことであり、ステビアの安全性が国際的に認められたということです。 | |||
さらに2008年12月24日、アメリカでは独自にFDAがGRAS(グラス)として正式承認しました。GRASとはGenerally Recognized As Safeの頭文字で、「一般的に安全と認められる食品」に冠される合衆国の食品添加物のステータスです。 | |||
そして、2011年11月11日には、EUの‘欧州委員会’においてもステビアの食品添加物としての使用が認められ、ついにステビアは正真正銘の「世界甘味料」となったのです。 |
ステビアの世界展開 |
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甘味料以外の分野でも、ステビアは様々な機能性や用途を持つ植物として研究の光が当てられています。 |